グラフィックデザイナーのノート

松 利江子(フリーランス・グラフィックデザイナー)の公開ノート

2013年10月

ivory court・パンフレットデザイン・表紙

アパレルブランド『ivory court』パンフレットデザインです。

秋冬コレクションのパンフレットが配布されていました。


12ページの蛇腹折りで、片面には「Men's」、もう片方の面には、「Women's」のコーディネートが掲載されています。


ivory court・パンフレットデザイン・中面


ブランド名の由来を見てみると、「さまざまな場面で用いられている『ivory』のように、トータルライフスタイルをコーディネートします。」と記載されていました。


パンフレットには、ブランド名でもある「アイボリー」ファンシーペーパーが使われています。


光沢のある印刷用紙ではなく、手触りのよい温かみのある「ファンシーペーパー」の選定は、『ivory court』のブランドとしても、秋冬コレクションとしてもぴったりだと思いました。



【関連URL】

ivory court | アイボリーコート


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三和酒類・いいちこ・ポスターデザイン

前回に続いて、「デザインを変えていい時/変えてはいけない時」。

今回は『いいちこ』ポスターデザインです。


先日、表参道で駅貼り広告(B倍ポスター)を見かけました。

様々な自然の中に『いいちこ』のボトルが置かれ、短いコピーロゴが添えられている広告は、もう何年も続いているスタイルです。


この独特の世界観は、簡単に形成できるものではありません。


駅で見かけることがなかったとしても、長年にわたるテレビCMや、広告賞でメディアに取り上げられたり、何かと目にする機会も多かったと思います。


久しぶりに見ると、懐かしさというだけでなく、変わらないことに対する安心感のようなものを感じました。


雑踏の中でそれを見つけるとホッとするような、『いいちこ』は、この世界観がいいのですが、なぜ、このような広告展開がされているのか、この広告展開が長年に渡って続いているのかについて、よく考えてみた方が良いでしょう。

ちなみに、いつからこのスタイルなのか調べてみると、1984年からでした。

時代はバブル全盛の頃ですね。


84年から毎月一枚づつのポスターを制作すると、29年で約350点です。

約30年経った今も続くのは、並大抵のことではないですね。


駅貼りポスター・テレビCMなどの広告制作者は、

アートディレクター:河北 秀也さん

  コピーライター:野口 武さん

    デザイナー:土田 康之さん

    カメラマン:浅井 慎平さん


写真のポスターは、2013年9月のものです。



【関連URL】

iichikoポータルページ


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岡山木村屋・バナナクリームロール・パッケージデザイン

岡山木村屋『バナナクリームロール』パッケージデザインです。


ずいぶん昔からある、岡山では有名なローカルなパンですが、ずっと変わらないデザインで、親しみやすさがあります。


パッケージデザインは、ロングセラーの商品であっても、リニューアルされることが多いのですが、あえて「変えない」という選択もあります。


『バナナクリームロール』のように、見ると懐かしさで買ってしまうような商品は、味もパッケージも変わらない事がいいのです。


ある意味、ヴィンテージですね。


Levi'sはそれをかつて、「The Origin」というキーワードで、ブランディングしていました。


クライアントもデザイナーも「ここは変える」、「ここは変えてはいけない」というジャッジをくれぐれも間違えないように気をつけなければなりません。


なぜなら、変えてはいけないところを変えてしまうと、今までのお客さんの大半を失ってしまう事につながるからです。



【関連URL】

岡山木村屋


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メトロミニッツ131・ブックデザイン

フリーペーパー『メトロミニッツ No.131』エディトリアルデザインです。

駅構内で、10月号が配布されていました。


特集は「ラディカルでアバンギャルドで革命的な前衛派日本酒」です。


表紙は黒バックで、日本酒のボトルやグラスがレイアウトされていますが、「前衛派」というキーワードが、ぴったりのデザインですね。特色のシルバーも映えて、とても美しいです。


ラディカル、アバンギャルド、革命的、前衛派。

これらキーワードのすべてが、かつては未来感を示していたのですが、現在では逆にノスタルジーを誘う言葉になっています。


音楽で言えば、「ダフトパンク」や「YMO」や「クラフトワーク」、工業デザインで言えば、アメリカ60年代に多く見られたアトミックなデザイン、文学で言えば「ウイリアム・ギブソン」といったところでしょうか。


そういうキーワードをこれでもかとばかりに、ありったけ詰め込んで日本酒と組み合わせるというやり方はクレバーで、映画を観ているようなワクワク感を感じさせます。


かつて焼酎の『いいちこ』のボトルデザインでも多く見られた手法です。

調べていないので正確なところはわからないのですが、日本酒業界は問題意識が高く、マーケティングに積極的な業界なのかもしれません。


デザイナーとして、日本酒のラベルやボトルは注視していきたいと思います。


メトロミニッツ131・エディトリアルデザイン

中面の特集ページは、個性的なフォントを用いてデザインされています。


表紙のボトルは、モノトーンで表現されていましたが、特集ページのトビラ(見開き)のボトルは、カラーで色とりどりにレイアウトされていました。表紙とはまた違ったイメージで、こちらも素敵なデザインだと思いました。


『メトロミニッツ』アートディレクションは、「グルーヴィジョンズ」です。



【関連URL】

メトロミニッツ Metro min.


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『エビアン』
2014年デザイナーズボトルが発表になりましたね。
 

オートクチュールデザイナー「エリー・サーブ」によるデザインで、114日に発売されます。
(750mlサイズで、価格は700円〈税別
です。)


エビアン・デザイナーズボトル・エリー・サーブ・バッケージデザイン

2014年「エビアン」デザイナーズボトル

画像: evian
( http://www.fashionsnap.com/news/2013-10-10/evian-elie-saab/ ) 



『エビアン』デザイナーズボトルというと、ビビッドなイメージでしたが、今回はドレスが得意なデザイナーとのコラボレーションで、緻密なレースのパターンが美しい、今までにないデザインが特徴です。


デザインテーマは、両ブランドが持つ「純粋さ」だそうですが、「水」と「ドレス」というのは、意外にもぴたりとはまると思いました。


シンプルなボトルに、エレガントなパターンがとてもよく合っています。


ボトルの背景にパターンをあしらったイメージ・フォトや、ムービーでの商品の見せ方も、素晴らしい演出方法だと思いました。





ちなみに、今までの『エビアン』デザイナーズボトルは、

  • 2008年:クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)
  • 2009年:ジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)
  • 2010年:ポール・スミス(Paul Smith)
  • 2011年:イッセイ・ミヤケ(ISSEY MIYAKE)
  • 2012年:クレージュ(Courrèges)
  • 2013年:ダイアン・フォン・ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)
  • 2014年:エリー・サーブ(ELIE SAAB)

がデザインしています。



【関連URL】

デザイナーズボトル | エビアン evian


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