東ハト『オールプルーン』『オールオサツ』のパッケージデザインです。
「オールレーズン」で知られる、「オールシリーズ」として発売されています。
「オールレーズン」は、1972年に発売され、約40年に渡るロングセラーとなっている商品です。
以前のパッケージは、正統派のお菓子といった印象でしたが、リニューアルされた際に「All」の文字が可愛らしいキャラクターになり、とても親しみやすいイメージになりました。
「All Raisin」「 All Apple」といったように、「オールシリーズ」の商品名のロゴとして、このキャラクターを使用するのは、とてもいいアイディアですね。スーパーやコンビニの棚で見かけても、一目で「オールシリーズ」の商品だとわかりました。
お菓子は「おやつ」として、一息つく時やリラックスしたい時などに、食べることが多いのではないかと思います。そんな時に、このキャラクターの可愛い笑顔に触れると、「おやつってそういうものだよね」とよりリラックスできるのではないかと思いました。
限定も高級感もそれはそれで素晴らしいとは思いますが、何より素晴らしいのは「おやつとは何か?」という本質と向き合う東ハトさんの真摯さだと思います。
このような「工夫」と「遊び心」は、デザインにおいてとても大切なことです。このリニューアルにより、私はすっかり「オールシリーズ」のファンになりました。パッケージと共に中身もリニューアルされ、どれも更に美味しくなっています。
ちなみに、『オールプルーン』は、期間限定だったようで、現在は取り扱いがないようです。
『オールプルーン』『オールオサツ』は、どちらもとても美味しかったので、またの発売を楽しみにしています。毎年、この時期にこうやって思い出されるようになるのと、「オールレーズン」だけを一年中売り続けていくのとでは、やはり企業イメージも全然違ってきますね。
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