映画『ウォーキング with ダイナソー』のリーフレットとパンフレットのデザインです。
写真左がリーフレット、右がパンフレットの表紙です。
「強く、生きろ。群れで一番小さな恐竜の壮大な旅が始まる。」
というコピーが入っているように、この映画の主人公は真ん中の小さな恐竜です。
このリーフレットとパンフレットが面白いのは、主人公の恐竜「パッチ」が小さく扱われている点です。通常の映画の印刷物は主人公を大きく扱うことが多いのですが、ここでは小さな恐竜を際立たせるために、大きな恐竜(ティラノザウルス)を持ってきて、小ささをより印象付けるものになっています。
そしてもう一枚、こちらのリーフレットは「3Dバージョン」もあることを伝えるためのものです。
こちらはあえて恐竜を出していません。これは「3D」だとどのような映像を観る事ができるのか、どのような体験が得られるのか、という興味を喚起させるものになっていると思います。
ひとつの映画でも、目的によって様々な内容や形態の印刷物が作られていました。
・主人公を小さく見せる
・「主人公/売り」の恐竜を見せない
こういった変化球には明確な目的・戦略があります。
印刷物を制作する時に、そういった土台になる部分を徹底的に考え抜く事が必要です。
グラフィックデザイン:DESIGN+SLIM
【関連URL】
●グラフィックデザイン・パンフレット・カタログ・冊子・ロゴなどのデザイン制作事例 | グラフィックデザイン事務所 DESIGN+SLIM 東京・神奈川 http://designslim.net/graphic-design.html
●パンフレットデザイン 制作事例 | グラフィックデザイン事務所 DESIGN+SLIM 東京・神奈川
http://designslim.net/pamphlet-design.html
●リーフレットデザイン 制作実績 | グラフィックデザイン事務所 DESIGN+SLIM 東京・神奈川