前回に続いて、「デザインを変えていい時/変えてはいけない時」。
今回は『いいちこ』のポスターデザインです。
先日、表参道で駅貼り広告(B倍ポスター)を見かけました。
様々な自然の中に『いいちこ』のボトルが置かれ、短いコピーとロゴが添えられている広告は、もう何年も続いているスタイルです。
この独特の世界観は、簡単に形成できるものではありません。
駅で見かけることがなかったとしても、長年にわたるテレビCMや、広告賞でメディアに取り上げられたり、何かと目にする機会も多かったと思います。
久しぶりに見ると、懐かしさというだけでなく、変わらないことに対する安心感のようなものを感じました。
雑踏の中でそれを見つけるとホッとするような、『いいちこ』は、この世界観がいいのですが、なぜ、このような広告展開がされているのか、この広告展開が長年に渡って続いているのかについて、よく考えてみた方が良いでしょう。
ちなみに、いつからこのスタイルなのか調べてみると、1984年からでした。
時代はバブル全盛の頃ですね。
84年から毎月一枚づつのポスターを制作すると、29年で約350点です。
約30年経った今も続くのは、並大抵のことではないですね。
駅貼りポスター・テレビCMなどの広告制作者は、
アートディレクター:河北 秀也さん
コピーライター:野口 武さん
デザイナー:土田 康之さん
カメラマン:浅井 慎平さん
写真のポスターは、2013年9月のものです。
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