東京での「オリンピック・パラリンピック」の開催決定を祝うポスターです。
駅構内に貼られていました。
センターに配置されているロゴマークは、公募で選出された島峰藍さん(女子美術大学・4年)の作品です。最終的に、株式会社GKグラフィックスの久田邦夫さんがアートディレクションし、栄久庵憲司さんが監修され、島峰さんが仕上げたそうです。
日の丸のイメージに、日本らしい桜と、オリンピックカラーがマッチしていて、いいデザインだと思いました。オリンピックカラー以外で使用されている紫は、「江戸むらさき」で、東京を表す色だそうです。古来より日本で紫は、特別に格式の高い色となっています。ここで紫を選択するという判断は、きちんと知識を持っていなければ思い浮かばないでしょう。
これだけ素敵なデザインですが、これは招致ロゴなので、正式なロゴはこれから制作されるようですね。前回(1964年)の「東京オリンピック」のロゴデザインは亀倉雄策さんでしたが、今回はどのような形でデザインが決定していくのか、今からとても楽しみです。
デザイン史においても、ピックアップされる事の多い「オリンピックとそれにまつわるデザインの関係」。これから開催までにどのようなデザインが展開がされていくのか、2020年まで注目していきたいと思います。
【関連URL】
●TOKYO 2020|2020年、オリンピック・パラリンピックを日本で!
●CI・ロゴのデザイン事例 | グラフィックデザイン事務所 DESIGN+SLIM 東京・神奈川
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