松竹梅白壁蔵『澪』のボトルパッケージデザイン

松竹梅白壁蔵ボトルのパッケージデザインです。


最近、今までにない日本酒のプロモーションを見かけます。

宝酒造株式会社から発売されている、松竹梅白壁蔵もそのひとつです。


「これが、私の新しい日本酒。」というコピーと共に、女性がシャンパングラスに入った「スパークリング清酒」を持っている広告は、女性にはとても惹かれるものになっていると思いました。


「泡が立ちのぼる様子をイメージした」というオリジナルボトルは、色遣いやその形状から、まるで化粧品のようにも見えます。


日本酒と言えば「年輩の男性」というイメージでしたが、「若い女性」をターゲットにした「スパークリング清酒」は、新たな日本酒の在り方を打ち出したものになっていました。


『澪』のWebサイトには、

『澪』とは、「浅瀬の水の流れ」、「船の通った泡の跡」という意味。

浅さを低アルコール、泡の跡を発泡性にたとえ、清酒の新しい流れを作る、

という想いを込めて『澪』と名付けました。

そして『MIO』は、イタリア語で「私の」という意味。

「私のお酒」と感じてもらえるよう、願いを込めています。

と、記載されています。


『澪』「清酒の新しい流れを作る」ことを目指した商品ですが、その実現成功していると思います。


私も飲んでみたのですが、女性向けのボトルデザインと、スパークリングで5%というアルコール度数は、今まで日本酒と接点のなかった層に向けて作られたものだということがよくわかりました。

日本酒は「Rice Wine」と英語圏では説明されます。

また、大抵の日本酒は洋酒と比較して甘口なので「女性の側に一度寄せてみる」というのは野心的に見えて、実は確実な試みなのかもしれません。

「日本酒は男性のもの」という固定観念をデザインで突破するも、本質は外していないという理想的なチャレンジに思えます。



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【関連URL】

松竹梅白壁蔵「澪(みお)」MIO スパークリング清酒 | 宝酒造株式会社


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