「AWA」の展覧会「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」を渋谷ヒカリエで鑑賞。
「AWA」とは、インスタグラムアカウント「Accidentally Wes Anderson(@accidentallywesanderson)」のことで、ワリー&アマンダ・コーヴァル夫妻が創設した「ウェス・アンダーソン」的な写真を投稿する人気コンテンツです。日本での開催は、前回の寺田倉庫に続いて2度目です。
各セクションに分けられたエリアは、「ウェス・アンダーソン」の映画作品を想起させる構成になっており、写真とともに会場のデザインも楽しめるようになっていました。
- Welcome Adventurers
- Open Your Album
- Mind the Gap
- The Terminal
- Cities to Explore
- Check in, Please
- European Classic
- Arabian nights
- Stars and Stripes
- Cool Pools
- Colorful Collection
- Relax in Nature
- The Seventh Continent
「The Terminal」エリアは『ダージリン急行』の乗り物に関するもの、「Check in, Please」エリアは『グランド・ブダペスト・ホテル』のホテルに関するもの、「The Seventh Continent」エリアは『ライフ・アクアティック』の海に関するもの、などです。
映画を観ていなくても十分楽しめると思いますが、映画を観ているとより一層楽しめるのは間違いありません。また、みなさんがどのように「ウェス・アンダーソン」作品を捉えているか、確認するのも面白い試みです。
オープニングの「Welcome Adventurers」エリア
ワリー&アマンダ・コーヴァル夫妻が写っている写真も。
ノスタルジックな「Open Your Album」エリア
「ウェス・アンダーソン」的な写真を「ウェス・アンダーソン」風に撮ってみました。
やたらシンメトリーに撮りたくなります。
鉄道駅の「The Terminal」エリア
乗り物の「Mind the Gap」エリア
乗り物の写真が順次入れ替わる。
車窓のような展示風景。奥の風景はムービー。
アメリカの「Stars and Stripes」エリア
次の展示エリアに移動する入り口
ホテルの「Check in, Please」エリア
『グランド・ブダペスト・ホテル』を再現した空間
プールの「Cool Pools」エリア
「Cool Pools」エリアの空間
ピンクとターコイズブルーの「Colorful Collection」エリア
自然の「Relax in Nature」エリア
南極の「The Seventh Continent」エリア
同展に合わせて『ウェス・アンダーソンすぎる風景みつけたコンテスト』というフォトコンテストも開催されていました。
各賞の名称が「AWA賞」「ウェス・アンダーソンすぎる風景賞」に加え、「シンメトリー賞」「パステルカラー賞」「デコラティブ賞」と、「ウェス」作品のキーワードになっています。
近年の作品では、シンメトリーの構図とパステル調のカラフルな色彩の印象が強いですが、作品を振り返り「デコラティブ」というのも重要なキーワードだと気づきました。
展示エリアの最後には、展示作品を使用した「ボーディングパス」を自作できるエリアもあります。
写真を見ながらちょっとした旅の気分を味わい、頭の片隅で「ウェス・アンダーソン」作品に思いを馳せる、そんなユニークな体験でした。
「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」は、渋谷ヒカリエのヒカリエホールにて、2023年12月28日(木)まで開催されています。
【関連URL】